【解説】ダイビングライセンス取得方法と要チェックポイント

こちらのページでは、国際ダイビングライセンス(Cカード)取得の方法と、必ずチェックしておきたいポイントについてご紹介しています!

ダイビングを始めるにあたって、最初に必要となるのがライセンス(Cカード)。

ライセンスは、講習を受けて、取得することでスキューバダイビングができるようになります。

では、取得するためにはどうやったらよいかと思ってインターネットを調べると、色んなダイビングのスクールやショップがあり、たくさん情報があり、なにより何だか怪しげな感じもするところも。トラブル事例も口コミに書いてあったりし、、、色んな情報が溢れていてどれが正しいのかよくわからない。。。。

ライセンスを取ると何ができるのか、決して安くはないダイビング専用器材は最初から買わなければいけないのかどうか、そもそもライセンスはどこで取得できるのか、どのくらいの費用がかかるか、費用の相場は?合格率は?私でも取得できる?

疑問や不安はたくさん湧いてくる一方で、ネット上にはたくさんの情報があり、とにかく「わかりにくい」のです。

このわかりにくさに対して、十分説明をしていないダイビングスクールやショップもあり、実際にトラブルが発生しているのも事実です。

何ごとも「わからない」という不透明さや先が見えない不明なことが、不安を生みます。

不安を解消していくために大切なことは、まず「知ること」です!

こちらのページでは以下のような疑問にお答えしながら、詳しくご紹介していきます!

「ダイビングライセンスって何?なぜ必要なの?」

「器材買わないとダメ?」

「ライセンスの種類と違いはあるの?」

「何から始めたらいいの?」

「泳げないんだけど、それでもできる?」

「取得費用ってどれくらい?」

「どこで取れるの?スクールはどこがいいの?」

この記事を読んでいただくことで、これからダイビングを始めるあなたの疑問がなくなり、私たちダイバーが魅了されてやまない美しい海中世界を楽しむ、ダイバー仲間の一人になってもらえたら嬉しいです。

 

 

シャークアイが提供するライセンス取得コースの詳細はこちら
【お一人様でも安心】あなたの人生に彩りを加える国際ダイビングライセンス取得講習【お一人様でも安心】あなたの人生に彩りを加える国際ダイビングライセンス取得講習

時間のない方はこちらの記事も参考にしてください。
【ダイビングの始め方】必ず押さえておきたいポイントをクイック解説

「よくある質問への回答」もご参考に。
これだけは知っておこうCカード取得における「よくある質問」

目次

ダイビングライセンス(Cカード)とは?

国内に限らず、海外でも、スキューバダイビングをするためには、Cカードと呼ばれるライセンスの取得が必要です(CカードはCertificate=認定の略です)。

ダイビングのライセンスとは、潜水技術の習得のための所定の講習を受け、一定のスキルと知識があることの認定するものです。

ライセンスにはレベルに応じたランクと呼ばれる種類がありますが、一般には「オープンウォーターダイバー(OWまたはOWD:open water diver)」という、初級のランクからスタートします。

初級ランクよりも更に下位のランクとしてに、スクーバーダイバーがありますが、こちらは仮免許的なものです。オープンウォーターライセンスとの違いは、スクーバダイバーではインストラクターの手厚い引率管理が必須という制限があることが挙げられます。

通常、ライセンスといったらスクーバダイバーではなく、オープンウォーターダイバーのライセンスのことだと認識しましょう(ライセンス取得コース!と書いてあっても、オープンウォーターダイバーのライセンスのことかどうか確認しましょう)

スクーバダイバーコースは、オープンウォーターの取得に向けて段階的にステップを踏みたい場合に用意されたものとなっています。したがって、スクーバダイバーの取得は必須ではありません。最初からオープンウォーターダイバーの取得コースの受講が可能です(ほとんどの場合、最初からオープンを取りにいかれます)

オープンウォーターダイバーって何?

オープンウォーター:Open Waterとは、「自然の環境において、海・川・湖などで自由に動ける水域」を指す言葉ですが、ダイビングにおいては海や湖などの自然環境で潜水を行うことが出来る、という意味になります。

オープンウォーターダイバーとは、このように海・川・湖などで潜水できることを示すライセンス資格を持っているダイバーのことで、水深18mまで潜ることができます。

一般に「ライセンス」という場合、この「オープンウォーターダイバーコース」を指します。
ほとんどの方が、このビギナーのランク(階級のようなものでビギナーからプロまであり、潜水できる深さ等に違いがあります)からダイビングを始められます。

オープンウォーターのライセンスを取得後にとることができるより上位のランクとしては、「アドバンスド・オープンウォーターダイバー(AOW:Advanced open water diver、通称アドバンス)」や、その更に上のランクがいくつかあります。プロレベルになると、水中のガイドが出来る「ダイブ・マスター」や、ダイバーの育成講習ができる「インストラクター」などがあります。

このように、いくつかの種類と違いがありますが、まずはオープンウォーターダイバーになることがスキューバダイビングを始める上でのはじめの一歩となります。

オープンウォーターダイバー講習を受けるとライセンスが発行され、ダイバー認定となります(最近はオンライン発行なので、スマホ上で即日発行が受けられます)

ダイビングライセンスがあると、どんなことができる?

スキューバダイビングを行う際には、空気ボンベ(「タンク」と呼ばれることが一般的)などの貸し出しているダイビング施設にライセンス(Cカード)を提示することが求められます。

ライセンスの取得・提示なしに、現地のダイビングスポットや施設を管理する「ダイビングサービス」やダイビングスクールが、そのダイバーにタンク(空気ボンベ)を貸し出すことは基本的にありません。つまり、ライセンスを持っていないとダイビング自体ができない、ということになります。

このような施設はダイビングセンターと呼ばれ、日本各地、世界中にあります。そして、ライセンスの提示はどこでも同じく求められます。

したがって、国内海外に関わらず、スキューバを楽しむためには、ライセンス(Cカード)の取得が必要になります。

なお、体験ダイビングやシュノーケリングなどではCカードは必要とされていません。ただし、体験ダイビングは必ずインストラクターの管理引率下で行う必要があります。

シュノーケリングは特に資格等なく一般の方でも楽しめるイメージがありますが、インストラクターのガイドがあったほうが安全です(シュノーケリングは確かに手軽で、特にガイドとか要らないイメージもあり、多くの方が楽しんでおられますが、意外にも水の事故が多いのはダイビングよりもシュノーケリングのほうです)


海に潜ることも一つのスポーツです。そして、ダイビングは通常の陸上の環境とは異なる特殊な環境で行います。安全に配慮して、しっかりとした知識とスキルを身に着けることが大変重要です。

スポーツは、定められたルールを守り、必要な知識と経験をもっていれば、その安全性は極めて高くなります。他のスポーツと同じように、間違った知識や定められたルールを犯すことによって、怪我や事故につながるリスクは一気に高くなります。

講習は、スキューバダイビングをとことん楽しむためにご自身の安全に必要なことを学べる機会です。しっかり、 習得して、この映像のようにカメと一緒に泳ぎましょう。

講習ではどんなことをやるのか?

ダイビングスクールやダイビングショップにおいて提供されている講習について、構成としては大きく分けて、①学科と②実技(スキル)の二つに分かれます。

まず、日数としては、オープンウォーターダイバーのダイビングライセンス講習は、学科が1日(ただし、予習として自習を事前にWebやアプリで行う)、実技(スキル)講習が3日間となります。

これらを一気に4日間で行うパターンを合宿と称している場合もありますが、主流は学科を予習で事前に済ませた上で必要な部分を学科講習で確認し、実技講習を合宿的に3日間一気に受ける、のがよくあるパターンです。

学科と実技講習を別に行うパターンや全部一気に行うパターンもありますが、最近は個々人の事情に合わせて、いろんなパターンの組み合わせが適用できるようになっていますので、ダイビングスクールやショップに問い合わせてみましょう。

以下は簡単な流れです。

 

では実際の講習の中身について、どんなことをやるのか、どれくらいの時間がかかるのか、もう少し詳しく見てみましょう。

潜水に関する知識の習得:学科講習

学科講習では、ダイビングの基本的な知識から、海のこと、体に対する影響、海中生物、器材の役割や使い方のことなどを学びます

学習は、事前に配布されたテキストを見て自習が基本で、その後、インストラクターの学科講習となります。インストラクターとの講習では、わからなかったところを中心に疑問点を確認したり、理解度確認を受けるという流れになります。

現在は、配布されるテキストは、紙ベースから専用アプリやウェブ上での専用学習ソフトに切り替わっていることが一般的です(シャークアイが所属しているSSIというダイビング指導団体でもテキストは専用アプリとなっています)。

学習に要する期間としては、自習は総時間で5-6時間くらいの内容。これを約2週間くらいをかけてじっくり行うのがベターです。ほとんどが動画とテキストを見るだけでなので、心配要らずです。

その後、実技(スキル)講習の直前にインストラクターによる学科講習を行うのが一般的です。

 

ちなみに、予習は2週間毎日行なわければならないという意味ではありません。約2週間くらい前から計画的に行えば、どなたも事前の準備に十分時間が確保できる、という意味です。1日20分でも30分でもよいので小まめにスキマ時間を使って学習を進めましょう。

学習時間(6時間前後)の内訳としては以下のようになります。
・講習動画の視聴:全部で約3時間
・講習マニュアル:約3-4時間(1-5くらいの章立てされており、各30-45分)

なお、予習の後に行うインストラクターによる学科講習自体は時間としては、3~5時間になることが多いです。

学科の内容は海でスポーツをするには必須の内容なので、しっかり学んで理解しておきましょう。一言一句を覚えるというよりも、一つひとつをしっかり理解できることが重要です。

学べる知識としては以下のような内容となり、いずれもダイバーとして必須の内容となります。一般の人でも理解できるので特別な知識はまったく必要ありません。
一定時間、きちんと学習すれば、どなたでも理解できる内容です。学科講習で、不合格になることはほぼあり得ません(もちろん、ちゃんと勉強していない方には、復習をお願いします)

・水中と陸上の違い、それが体に与える影響
・スキューバダイビングのスキル
・ダイビング器材の使い方
・海の中の環境
・水生生物の生態
・バディシステム
・ダイビングにおけるトラブルの回避 など

おすすめの進め方としては、予習段階で分からないところをメモしておき、インスタクターによる学科講習時に質問すると、より効率的に知識として定着します。

ダイビングは水中で行う、ある意味では特殊なスポーツなので、しっかりと知識を習得しておかないと、トラブルのもとになりますので一生に何回もないと思って、しっかりとした知識を身につけましょう。

潜水に関する技術の習得:プール及び海洋での実技(スキル)

実技(スキル)に関する講習では、実際のダイビングで使うスキルを集中的に練習します。練習するスキルは、ウェットスーツの着用方法からダイビング用呼吸器材の使い方、フィンやマスクの使い方などがあり、数でいうと30-40個あります。

すべてのスキルを正確に覚えるというよりも、ダイビングに必要な動きや使い方を体に慣れさせるイメージです。なかでも重要なスキルはいくつかありますので、そちらはしっかりと練習をしていただきます。

例えば、ダイビング中にマスク(水中メガネ)に水が入ってきた時にどうやって水を出すかという「マスククリア」や、呼吸用マウスピースが外れてしまったときに再度付け直す方法である「レギュレーターリカバリー」などは必須スキルの一つなので、重点的に練習します。

最初から絶対全部完ぺきに出来ないといけないわけではないので、安心してください。一通り、まずは体感してみて体に体験させてあげて、その後、実際のダイビングの中で磨いていく感じになります。

実技(スキル)講習は実習スタイル

スキルの習得については、実習となります。

まず、陸上でインストラクターによる説明を受け、その後、プールで実際に動作をインストラクターがデモンストレーションとします。それをみてから、今度は受講者の方が実際にやってみるという流れです。デモンストレーションを目の前で見れるので、どうやればいいのかがわかりますので安心してください。

最初から上手にできなくても全く問題ありません。練習なしで出来る人は見たことがありません。たくさん試して、しっかりスキルを身につけることに集中しましょう。インストラクターからコツを教えてもらうのも手です。

なお、水中での実践練数は、最初にプール(または非常に安定した波のない海の浅場)で行いますので、安全です。

実習で行う基本的なスキル、器材の使い方としては、例えば、以下のような内容について練習します。
・水中で器材を使って呼吸する練習:レギュレーターという器材を使います。
・水中で水中メガネ(マスクと呼びます)を使って、水中で観察する。水中でのモノの見え方を理解する。
・もし、マスクに水が入った場合に水を出す方法
・浮力を調整する器材の使い方。

プール講習は休憩をはさみながら、1日をかけてじっくり行います。複数のスキルがありますので、一つひとつ練習していきますが、出来るようになるまで繰り返し練習できます。分からない点や不安なところは、インストラクターに聞いてみましょう。

その後、実際に海で練習する海洋実習を行います。海ではプールで練習したことを応用しながら、ダイビングに慣れていきます。海洋実習の時間は1回のダイブが45-60分になり、何回かに分けて海に入ります。1回の中でも、ずっと海の中にいるというよりも、海面でスキルを試したり、潜降や浮上のスキルを練習します。

海洋実習は、1日に2ダイブを2日間、合計で4ダイブ行います。

j海洋実習に入ってからも、うまくできないスキルやコツがつかめないものについて、陸上で再度インストラクターによるデモンストレーションを受けたり、繰り返し練習を行うことも、もちろん可能です。遠慮なくインストラクターに申し出てみましょう。

実際に海に入りますので、ドキドキもしますが、練習中に魚も見れます。海洋実習では、多くの人がこの瞬間に大きな感動を得られます。心待ちにしていた海でのダイバーデビュー。いつまでも記憶に残る、思い出深い瞬間です。これを書いているスタッフの私も、あの初めてダイビング講習を受けて海に入った瞬間は、忘れられない出来事として記憶しています。

これですべてのダイビングライセンス講習を終えることになります!

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講習についてのその他のポイント

ダイビングのライセンス取得講習は、資格をもった経験豊富なインストラクターが行います。

他のスポーツと同じように、インストラクターによって講習の質は大きく変わります

しかし、これを見分けることは難しいのが実際です。ホームページやその他の発信情報を見て、そのスクールがどんなことを大切にしているかを把握したり、スクールの代表者やスタッフと話してみて判断することになります。

PADIやSSIなどのダイビング指導団体と呼ばれるライセンス講習の進め方の基準を作っている組織があり、その団体の指導要領による違いも若干はあります。しかし、実質的にはインストラクターの質やダイビングスクールが本気で大事にしていることに依存していると思います。

実際、講習のカリキュラム自体は差がなくても、講習の進め方はインストラクターやスクールにより、かなり違っている場合がほとんどです。楽しさも大事ですが、ダイビングを安全に行うための知識とスキルの習得に力を入れているところを選びましょう(ホームページ等では何とでも書けますが、実際に話してみたりすると、大体わかったりするものだったりもします)

また、講習の質は、講習参加人数によっても変わってきます。

インストラクター1人に対する受講者の人数を制限をすること自体は、規定で決まっています。実際の人数は、インストラクターの力量により異なりますが、現実問題として1人が見れるのは最大でも3-4人までというところです。少人数での講習のほうがしっかり学べると思います。

例えば、じっくり学びたいというのであれば、マンツーマンを受け入れているところであれば、お願いしてみるのも手です。お友達と受講される方も多いので、そのあたりは良し悪しはあります。ご自身にあった受講の希望を考えてみてください。

また、スクールの雰囲気や相性も、よく学ぶためには大切なポイントです。どのような雰囲気のお店か、ホームページやSNS、口コミなども活用して見て見ることをおすすめします。

ダイビングライセンス取得でよくある後悔の事例についてはこちらも参考にしてください。
ダイビングライセンス取得で後悔したこと(インターネットで集めてみました)

講習を受ける参加資格とは

ダイビングのライセンス講習を受けるにあたって、基本的に特別な参加資格はありません。

ただし、以下の点については確認が必要となります。
・年齢が18歳以上であること(10歳以上から講習は受けられますが、問い合わせが必要です)。未成年の方は保護者の同意が必要になります。
・定期的な健康診断の受診を行っていること(会社員であれば定期健診結果が利用できます)
・45歳以上の方のみですが、健康診断を要する場合には医師の診断書が必要です。

年齢制限のような設定がある理由は、若年層は、身体的な発達度の観点で成人とは違う設定が必要と考えられることがあります。シニアの方は、ダイビングは激しい運動ではないのですが、特にダイビングを始めたばかりの段階の慣れない方にとっては、一定の身体的な負担がかかることを考慮して、予防的な理由でチェックを入れる意味合いがあるようです。

また、よく確認としていただく質問として、「泳げないのですが大丈夫でしょうか?」「運動が苦手なんですが、わたしでも大丈夫でしょうか?」などの問い合わせをいただくこともありますが、全く問題ありません。

泳げたり、運動が得意なほうが早く慣れるかもしれませんが、そうでないからといってダイビングが出来ないことはありません。

また、「事前にダイビング器材の購入が必要でしょうか?」といった、器材に関する質問もよくある問い合わせの一つです。

器材を購入しないとライセンス講習の受講ができない、ということも絶対にありません。

器材は多くの場合、レンタルできますし、そうされている方も多いです。

健康面については、45歳以上の方と、45歳以下でも以下の項目に当てはまる方、心配な方は医師の診断書を提出いただくことになります(1年以内の診断書)。まず講習を受講されるインストラクターやスクールに相談されることをお勧めします。
・心臓病や高血圧等の疾患を持ちの方
・鼻炎や花粉症などの症状、基礎疾患をお持ちの方
・気胸やぜんそく、肺炎などの疾患をお持ちの方
・閉所や高所の恐怖症の方
・てんかんなどの症状をお持ちの方
・メニエール病などの疾患をお持ちの方
・糖尿病の方
・入れ歯をなさっている方
・その他の病気で定期的にお薬を飲んでいる方
・妊娠されている方
・睡眠薬を常用されている方

講習を受けるのに器材購入は必要か?

もっともよく受ける質問の一つですが、
ライセンス取得講習の受講に際して器材の購入は必須ではありません

器材を購入しないとダイビングができない、ということも絶対にありません

また、ダイビングを始める人が全員最初から器材を購入する、ということもまずありません

さらに、ライセンス取得後にすぐに必ず全器材を揃えているということもありません。

大半の方は、マイペースに段階的に器材の購入をされています。ダイビングに慣れてから買うのでも遅くはないですし、そちらのほうが一般的です。

形から入りたい人もいますし、最初からマイダイビング器材を揃えることは否定しません。自分の体にあっている(であろう)器材を最初から使うことで、上達が早くなる可能性があることや、ダイビングに対するモチベーションアップなどの好影響はありえると思います。でも、マイ器材なら必ず上手になる、とか、大半の人が高額器材をダイビングを始める前やその後直ぐに購入している、ということではないです。

ダイビングの器材には、1)軽器材、2)重器材、3)ダイビング用スーツ、4)その他、の4つの種類があります。

軽器材とは基本的のもので、マスクやフィン、スノーケルが該当します。価格はそれぞれの器材で0.5-2万円のものがほとんどです。
しかし、基本的と言いながらも実はダイビングの快適性に関わる、とても大切な器材なので自分似合ったものを探す必要があります。

 

呼吸用レギュレーターやBCD(浮力調整のベスト)などは重器材と呼ばれています。こちらは各器材ともに価格も高価になり、ひとつ5-20万円となります。

もう一つの重要な器材としてはダイビング用のスーツ。ウェットスーツとドライスーツの2種類があり、価格は5-15万円です。

最後は水中カメラなどの器材となります。

購入する場合の価格の参考値は以下のようになります。あくまでも新品を購入した場合の目安となります。器材の価格にはかなり幅がありますので、購入の際はそれぞれの特徴をインストラクターなどに確認するのが良いでしょう。

器材の種類 購入する場合の価格の目安
スノーケル  0.5~1万円
マスク 1~3万円、マスクは相性があるため選ぶときは慎重に。一番最初に買うものの一つだが、選択には十分時間を。
フィン 1~3万円、侮れないのがフィン。硬さとしなやかさんのバランス。足に合わないと足首を痛める場合もあるので、慎重に。逆に柔らかすぎて物足りない場合もある。
ブーツ 0.5~1万円
BCD 5万円~、性能も価格もピンキリだが器材としてはタンクを保持するものなので非常に重要。
レギュレーター 5万円~、性能(すいやすさ)と重さが大きく異なる。購入後も1年に1度はオーバーホールでメンテコストもかかる。
オクトパス 2万円~、予備的な呼吸器材。
ゲージ 2万円~、ゲージはアナログからデジタルまで幅広いがアナログでも見やすくメンテが楽。
ウェットスーツ 5万円~、生地の厚みや裏地の加工により保温性が大きくことなるため注意。
ドライスーツ 10万円~

マスク、スノーケル、フィンなどの軽器材と呼ばれる器材は、比較的安価ですし、どうしても揃えたい場合は最初からでも問題ない場合もあるでしょう。

しかし、ライセンス取得前後の状況で、気をつけておきたいのは、価格や性能、どれが自分の体に本当にあっているのか等はすぐにはわからないということです。多少の慣れは必要です。

価格が高ければ性能もよくなる方向ですが必要以上の性能も不要です。趣味としてのダイビングで十分なモデルから、インストラクターで活躍するための耐久性の強いプロ用まで幅広くあります。もし購入するなら、専門の知識を持ったインストラクターと相談しながら購入するのがベストです。ただし、大切な自分の器材なので、インストラクターやショップの店員に言われたものをそのまま鵜呑みにして買うのも止めましょう。自分で多少は出せる費用とのバランス等、吟味するのが大事です。

一部のダイビング器材で、ウェットスーツや水中用呼吸補助具(レギュレーター)や浮力調整システム(BCD)などは、高額になりがちです。ダイビングというスポーツ自体が自分にあっているかわからない初めの段階で何となくの判断で買うのは、おすすめできる選択肢ではありません。

最初はレンタルでやってみてから購入でもいい、という選択肢があることを常に頭に入れておきましょう。

器材購入については、こちらの記事でもご紹介しています。

マイ器材は最初から持つべきかどうか?マイ器材は最初から持つべきかどうか? 【解説】ダイビングの器材と費用、いつ買うのがベストか。

ダイビングライセンスの取得にはいくらかかるのか?相場は?

オープンウォーターダイバーのダイビングライセンス取得講習の費用は、ショップやスクールによって幅がありますが、一般的に”総額で”、6-7万円前後が相場です

ここでいう総額というのは、講習で純粋に必要な内容のみの費用の総額のことで、器材の購入や交通費などは除かれます。

ダイビングショップ(スクール)によっては、様々な割引サービスや特典を組み合わせて提示することにより、4-5万円前後が提示されていることもあります。相場より低い理由は確認するとよいでしょう。

これも更に安価な場合は、そもそも講習が一般にライセンスと呼ばれる「オープンウォータダイバー」のコースではない場合や、そうであっても後の高価な器材購入が前提条件になっているなどがあります。器材購入は講習受講に必須ではないので、注意が必要です。

もちろん、器材購入を考えている人にとっては購入とセットで講習をディスカウント価格で受けられる可能性はあります。

提示されている金額の前提条件については、明示されていないこともあります。安易に「格安!」「安い!」に飛びつかず、しっかり確認したり、ほかのショップと比較検討することを強くお勧めします。

ホームページなどをよく確認し、必要があれば口コミも確認してみましょう。最近は口コミ情報も重要な情報源です。また、費用に関してはしっかり質問し、質問に対して、明快に説明してくれるスクールを選びましょう。

同じような値段でも、講習の進め方が違う場合も多くあります。

例えば、一人のインストラクターに多くの講習生がいる場合と、2-3人の少人数の講習生がいる場合では、講習の質が全く異なるでしょうし、インストラクターが若くて経験が浅い場合と、ベテランで教え方に定評がある場合でもダイビングの上達度は異なる場合が多いでしょう。ショップによってインストラクターの育成方針も異なり、結果、ショップ毎にダイビング講習のレベルが違ったりします。

どういう講習スタイルなのか、インストラクターはどんな人なのか、どんなショップの方針なのか、よく確認しましょう。

ダイビングライセンスの取得費用はなぜそんなにかかるの?

まず、ダイビングのライセンス講習費用の内訳としては以下のような項目が考えられます。

・講習で使う空気タンク代
・講習で使うサービスの施設使用料
・保険料
・ダイビング器材のレンタル費用
・教材費
・ログブック(ダイビングの記録をつけるもの)
・ライセンスの申請料
・学科講習費
・プール講習費
・海での講習費用
・交通費(送迎を利用する場合)
・食費
・宿泊費


講習項目の中で大きな割合を占めるのは、教材やライセンス申請料、講習費になります。

教材や申請料、講習費などの金額は、認定団体で定められている場合が多いので、相場が似たような金額になります。
したがって、スクールによってライセンス講習費用自体がが大きく異なる事はないと考えて良いと思います。

相場はある一定の幅に入るにしても、ダイビングスクール(ショップ)間で金額に差が生まれるのは、企業努力で何か特典を考えたり、あるいはレンタル費用の有無などが考えられます。何の項目をライセンス講習費用として提示されているかによってスクール毎に提示金額が異なってきます。

最後にスクールにより提示されている金額に加えて、ダイビングスポット現地への交通費と宿泊滞在費を考える必要があり、これらを合わせた総額費用がダイビングライセンスの取得費用となります。

一般に、総額費用の違いになる要因としては、以下のような点があげられます。

時期による違いは?

取得講習の開催時期については、国や地域により様々です。一年中が夏のような赤道直下の国を除けば、多くの国には季節があります。

日本の場合は季節の影響を色濃く受けます。

一般に人々が海に出かけようと思う季節は夏ですが、日本のダイビングも例外ではなく、やはり夏になるとが賑やかになります。
逆に冬は人が減ります。これは本州でも沖縄でも一貫した傾向です。

ハイシーズンなどの人が多い時期はやや高めの価格設定になっていても、閑散期になると受講者が減るため、価格を変えるスクールもあります。

講習を受ける場所や施設による違いは?

本州で受講する場合、沖縄で受講する場合、海外で受講する場合などの場所の違い、
プールのある施設で受講するのか、その施設の使用料など、受講する場所によって費用は異なります。

東京都内や埼玉、千葉、神奈川、栃木、群馬などの関東エリアであれば伊豆や湘南、房総が最も近い選択肢になりますし、沖縄や石垣などの国内リゾートでの受講も可能です。もちろん、海外リゾートも選択肢になります。

沖縄や海外で受講するとライセンス費用自体は安い場合もありますが、
航空機代やホテル代などの移動や滞在にかかる費用もありますので、結果的にCカード取得のための総額としては見たときには、割高になる場合もあります。

全体としてのバランスを考えましょう。

コースによる違いは?

「ライセンス取得」といえば、「オープンウォーターダイバー」と呼ばれる資格のことを指すのが一般的です。

オープンウォータダイバーは自立したダイバーとして、インストラクターの補助なしでバディと共にダイビングが可能なランクとされます(ただし、日本国内では、ダイビング時はスクールやショップのインストラクターまたはプロレベルのガイドを付けてダイビングすることが基本なので、バディと二人のみでダイビングすることはほぼありません)。

このランクの講習は、基本的に講習費には差がほとんどありません。

しかし、中には「スクーバーダイバー」と呼ばれる資格のことを指している場合もあります。

この資格はオープンウォーターダイバーに比べて簡易に取得が可能なものの、インストラクターの完全な管理引率や補助、潜水深度が浅い場所に制限されるなどの厳しい条件があります。講習も短くなりますので、費用も当然安いです。

ただし、スクーバダイバーからオープンウォーターダイバーになるためには、別途所定の講習を受けてグレードアップさせる必要がありますので、さらに追加で費用が必要になります。コースの内容や取得できる資格についてはよく確認するようにしましょう。

キャンペーンの有無

季節や時期によっても異なる場合もありますが、キャンペーンで割引をしている場合もあります。
ライセンス講習費用は低い金額が提示されていても、あとになって高額器材の購入をすることが前提になっている場合もあります。

キャンペーンの内容や前提条件はよく確認しましょう。とはいえ、実際に申し込む間際や、申し込んだ後に前提条件が説明される場合もあります。インターネットで見てもわかるように提示されている費用はダイビングショップやスクールにより微妙に違います。

しかし、相場は、どんな場合も結果的に総額で6-7万円の範囲に入ります。相場に比較して異様に安価な場合は、事前に確認をしておくことをお勧めします(民法や消費者契約法で、ダイビングショップ(スクール)側には説明の義務があります)

いずれにしても料金に関しては、その内訳をきちんと示しているかどうかはスクールを選ぶ上での判断基準になります。

ライセンス講習は、もちろんライセンスを取得してダイバーになることが目的ですが、本当に大切なのはキチンと安全に潜水出来る技術と知識を身につけることです。

特別何もしなくても息もできるし、行動できる陸上と違って、ダイビングでは器材を使わないと呼吸も出来ませんし、行動も自由にできません。

そのため、しっかりとした知識と技術は習得しておくことが必要となります。まずは、それらをしっかり学ぶための必要経費だと考えてください。

そのうえで、ダイビングショップ(スクール)を選ぶ基準としては、どんな講習をしているのかしっかり教えてくれるのか、どんな雰囲気のショップなのか、どんなスタッフがいるのか、そして、費用の明細が明朗でわかりやすく、器材購入が講習前後時に強制されることはないなど、そういった事を基準に自分にあったショップを選択されることをお勧めします。

ライセンスを取得することは通過点であって、ゴールではありません。

これから将来のダイビングライフを楽しむための一生モノとなる、安全に潜水出来る技術と知識を確実に身につけるプロセスです。

水中世界には陸上とは異なる一定のリスクもあります。
しっかり学ぶ、身に着けるために必要な自己投資だと考え、その貴重な投資をどこにするのがいいのかしっかり検討しましょう。

何ごとも手軽さや安さが重視される世の中になりましたが、ダイビングのライセンス講習については、その重要性を認識して時間やコストがかかってもしっかりとしたリターンを得ることのほうにフォーカスを当てていただきたいと思います。

ライセンス講習の費用についてのより詳しい情報はこちら。

【解説】ダイビングライセンス(Cカード)取得費用の相場と理由
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講習はどこで受けられるか?

スキューバダイビングといえば、南国の海を想像しがちですが、南の島以外でももちろんダイビングは出来ますので、ダイビングが出来る地域にダイビングショップやスクールがあれば、基本的に講習を受けることが出来ます。

現在、日本国内では沖縄から北海道まで、ほとんどの場所でライセンス講習を受けることができます。

具体的に場所の視点で考えると、以下が候補として考えられます。

①九州〜本州、北海道まで、都市部にあるダイビングスクール・ショップ

ダイビング業界では「都市型」と呼ばれるダイビングスクール(ショップ)のことです。東京都内やさいたま市、横浜市などの主要都市部、あるいはそれ以外の街にあるのが「都市型ショップ」です。

近くに店舗があれば通いやすく、学科講習などを受けられたり、東京都内や特定の場所であれば、特別なプールを使ってプール講習が受けられる場合もあります(ただし、プール講習と海洋実習の日程が近くないとスキルは忘れやすいので、日程的には制限がかかることが多い。例:プール講習の2週間以内に海洋実習等)。

お客様との接点ということで、多くのダイビングスクールがこの形態をとっていると思いますが、実際は講習やイベントがない限り店舗にはいかないことも多く、拠点は都市型のままだけど無店舗にするダイビングスクール(ショップ)も増えて来ています。最近はSNSやZOOMなども発達しているので、店舗がなくてもできることが多く、この形態も一つの主流になると予想されています。

都市型ショップのメリットは、店舗で学科講習を受講できたり、都市部から伊豆や湘南、房総などの現地のダイビングスポットへ送迎してくれるなどです。

都市部に位置するので、実際にダイビングする場合には都市から伊豆などの現地へ移動を伴います。そのため、講習受講者やファンダイビング(講習を伴わない通常のダイビング)の参加者を募って「ダイビングツアー」と呼ばれるツアーを開催し、現地にお客様と共に移動するのが一般的です。現地ではダイビングセンターや、現地にそのショップが保有するクラブハウスを拠点にダイビングを楽しむことができます。

都市部にあるため、平日などの夜にダイバー同市の交流イベントを開催するショップもあり、友人や仲間ができやすいというのもメリットです。

都市型には、複数店舗を持ちインストラクターも多数所属する大規模なダイビングショップと、2-3名のインストラクターが所属するような小規模なショップがあります。大規模ショップは広く展開しており、講習会の開催が頻繁で、ダイバーの数も多いのが特徴です。

小規模店舗は一般にインストラクター歴の長いスタッフがオーナーで、少人数での講習開催もしている場合も多く、ダイバー同士の距離も近くなりやすいです。どちらがベターかご自身にあっているところを選ぶのが良いでしょう。

②伊豆や湘南、紀伊半島、沖縄などの国内のダイビングセンター、スクール・ショップ

都市部ではなく、ダイビングセンター(ダイビングスポット)のある現地の近くにあるダイビングスクール(ショップ)を利用するパターンです。「現地型」と呼ばれます。現地の情報に精通しており、都市型と違って現地にあるので、海の状況がよければ基本的にいつでも現地にいけばダイビング出来る点がメリットです(都市型の場合でも現地にクラブハウスがあって、常駐スタッフがいれば同様に時間はフレキシブルになる場合も)。

都市型に比べるとダイビングスクールの規模が比較的小さいところが多く、都市型の小規模店舗と同じような特徴を持っています。

また、現地のダイビングショップ(スクール)により特徴が異なります。ダイビングスポットの水中ガイドを中心に活動している店舗もあれば、講習開催とガイドの両方を行っているところもあります。

メールやSkypeなどで遠隔でもコミュニケーションが取れるようになってきたとはいえ、現地までの距離は考慮する必要があります。特に沖縄などのリゾートまでは航空機などでの長距離移動を伴いますでの頻繁にはいけません。週末などを利用して本格的にダイビングを趣味にしたい人にとっては、通いやすい場所を選んでおくと良いでしょう。

③モルディブやパラオ、タイ、フィリピン、バリなどの海外リゾート地に併設されているダイビングセンター

 

リゾート併設の場合、現地の水中ガイドをメインにしているところがほとんどです。オープンウォータダイバーのライセンス講習等を開催しているところもあります。海外リゾートによっては日本人のインストラクターがいる場合も少なくないので事前に調べてから行かれると良いでしょう。

ただし、講習の教材が日本語のものが手に入らなかったり、講習を専門にやっていない場合は講習自体の進め方が不安定ということもあり得るかと思います。

リゾートへの旅行は4-5日くらいの期間を確保される場合が多いので、その期間で一気にライセンス講習を受けるというのは日程的なメリットと考えらえます。

ダイビングライセンスツアーと呼ばれる旅行パックもありますので、費用的にリーズナブルになる場合もありますが、ダイビングライセンスの講習はどんなに短くしても3日は必要なので、やや慌ただしく、旅行というより合宿的な雰囲気になりがちです。

デメリットは、ライセンス取得した際に教えてもらったインストラクターから再度教えてもらおうとしたり、質問したいと思っても現地にいかないと出来ないということです。ダイビングライセンスを本気で趣味にして頻繁に楽しみたい方は、取得後の継続性の観点から、ベストな選択肢かどうかを吟味する必要があります。

④その他

その他の方法としては、海外リゾート以外のダイビングスポットでライセンスを取得するパターンなどが考えられます。海外リゾート以外というのはリゾート地ではない場所でダイビングスポットがあり、そこのダイビングセンターなどでライセンス講習を受けるパターンです。

日本でいう現地型に近い形態と思います。他にはお知り合いの方で個人で活用されているインストラクター(店舗を持っておらず、お仕事としてダイビングを本格的に活動されていない)の方を見つけて教えていただく方法もありますが、現状は少ない方法です。

上記の4つの選択肢のいずれも講習受講できると考えられます。

どのように選択するかということですが、まず、ライセンス講習プログラム自体は、上記の4つで大きくは変らないと考えられますが、店舗により水中ガイド中心か、スクールとして講習に力を入れているかで、講習の進め方や分かりやすさに大きな差がでます。

そのため、4つのどの選択肢の場合でも、その店舗がどこに力を入れているかに着目して選択が必要です。

次に、ライセンス取得後にどのくらいダイビングを頻繁に行う予定なのか、は重要な視点です。月に1回以上ダイビングをする場合は、頻度としては多い方なので、都市部の方は①都市型または②現地型が選択肢になってくると思います。

現地までの距離が近い場合は②の現地型が望ましいですが、例えば湘南地域に住んでいて近くの海でダイビングできるけれども、より多様なな海を経験したいということで伊豆に行く、という場合には湘南地域の「都市型」や伊豆の「現地型」を選ぶということもあります。

まにリゾートでダイビングするだけよくて本格的ではなくていいのであれば、ライセンス講習自体の選択肢は①から④まで、ある程度幅広く選択できるでしょう。

どうしても南の海でしかダイビングはしない、という方も稀にいらっしゃいますが、その場合はリゾートがメインになりますので、年数回程度、リゾートダイビングツアーに申し込む等して参加することになります。

その他の選択要素として、ダイビング講習では専門用語も使いますし、正しく間違いなく理解する必要がありますので、日本語で受講していただきたいと思います。

海外リゾートの場合は、場所によって日本語を話せるインストラクターがいない場合もあると思いますので、
英語や現地の言葉でも問題ない、という方のみの選択肢です。

ライセンス取得後のフォローや継続性を考えると選択肢としては、①の都市型、または②の現地型をオススメします。1回だけダイビングを楽しみたいだけなら、体験ダイビングでもいいはずで、わざわざダイビングライセンスを取得し、これからもダイビングを続けていきたいという人にとって、なにより重要なのは「ライセンス取得後のフォローがしっかりできるか」という点です。

その点、少なくとも日本国内にダイビングできる「都市型」または「現地型」であれば、フォローアップも十分受けられます。頻繁に海に行こうと思えば実現出来るので、練習したり、スキルアップ講習を受けたりと、速やかな上達が期待できます。

通う場所として、東京都内や埼玉、神奈川などの関東近郊の方は伊豆半島や三浦半島、房総半島なら頻繁に通える距離にあります。関西圏の方は紀伊半島周辺ということになるでしょう。

いずれにしても近い場所に「いきつけ」のダイビングスポットがあり、ツアーを催行してくれるダイビングショップ・スクールがあると心強いです。本気でダイビング を趣味にしたい人は講習受講後のことも考えた選択肢を考慮しましょう。

ダイビングショップ(スクール)の選択は、あなたのダイビングライフを決める上で非常に重要です。まずはしっかりとしたダイビング技術と知識を習得できることが一番、そして、次にライセンス取得後の継続としてダイビングをどのように楽しむのか、それにマッチしているかを考える必要があります。

今はSNSや口コミの情報も入手できるようになりましたので、HPの情報や日程、費用面だけでなく、総合的に調べて後悔しないダイビングのパートナーを選びましょう。

ダイビングのスクールやショップについて詳しく知りたい方はこちら

【2023年最新版】ダイビングスクール@ショップの選び方

ダイビングライセンス(Cカード)の種類とは?

ダイビングのライセンス(Cカード)には、いくつかの種類と違いがあります。

その違いは、どのレベルの講習を受けたかによってライセンスのランク(レベル)が異なることによります。

ダイビングの講習は、いくつかのレベルによってコースが分かれていいます。

体験ダイビングの少し上の入門的な位置付けのものから、プロフェッショナルレベルまであり、それぞれに求められるスキルや知識が違います。

では、一般にダイビングのライセンス(Cカード)といったらどのレベルを指すのかというと、オープンウォーターダイバー(OP:Open Water diver)と呼ばれるレベルのことを指しています。

このオープンウォーターダイバーは、簡単にいうと「初級」に当たります。その次のレベルが一般にはアドバンスドと呼ばれるレベルです。そのさらに上にはレスキューダイバー、マスタースクーバダイバー、そして、プロコースのように上がっていくのが一般的です。

初級のオープンウォーターダイバーは水深18mまでの潜水が可能となります。

一般的なダイビングで見られる水中の生き物は水深5-20mに集中していますので、「初級で水深18m」といってもダイビングの多くの部分を楽しめることになります。

またオープンウォーターダイバーは、インストラクターの引率なしでバディとともにダイビングができることになります(レジャーとしてのダイビングでは、少なくとも2名1組での潜水が必須条件として求められています。これをバディシステムといいます。海猿などの映画でも「バディ」という言葉が出てきますよね)。

このためには、ダイビングで必要なスキルと知識を一通り網羅して習得する必要があります。したがって、オープンウォーターダイバーコースを修了することは、一人前のダイバーを目指す、ということになります。そのため講習の内容も濃く、充実しています。

ただし、日本では一般にダイビングスクールやダイビングショップのインストラクターと一緒にガイドされながらダイビングすることが一般的になっていますので(事故防止や責任管理の観点から)、インストラクター以外のバディのみで潜水することは基本的にはありません。

なお、これより手前にも入門的なスクーバダイバーコースがありますが、インストラクターの常時引率や水深12mまでしかダイビング出来ないなどの条件があり一般的にイメージするダイビングよりも制限がかかります。

このランク分けはダイビング指導団体によって異なります。以下に、一例として、オープンウォーターダイバーを含むライセンスの種類と違いについて、ランク別に解説します。

体験ダイビング(ランク外)

インストラクターの完全な支援とサポート、引率があって潜ることができるものです。インストラクターの補助をもらってのダイビングです。海の中を体験し、これがきっかけになってオープンウォーターダイバーを目指す人も多数います。

インストラクターの支援や引率とは、例えば、インストラクターが横にいて泳いでくれたり、手をつないでガイドしてくれたり、ということです。上手なインストラクターは、補助されていることがわからないくらいのアシストで、ダイビング体験として海の中を楽しませてくれます。

スクーバダイバー

水深12mまで、インストラクターの引率、管理補助の下で潜ることができる。
ライセンス講習と表記されていてもこのランクの場合があるので注意。オープンウォータダイバーになるためには更に講習を受ける必要がある。
※このランクは、段階的にライセンスを取得することを希望される方のためのものです。

オープンウォーターダイバー

水深18mまで潜ることができる。一般に「ライセンス」という場合、このランクを指す。
多くの方がこのランクからダイビングを始められます。

アドバンスド・アドベンチュアラーダイバー

水深30mまで潜ることができる
※アドベンチュアラーは、シャークアイの所属するダイビング指導団体SSIでの呼称ですが、他の指導団体では「アドバンスド・オープンウォーターダイバー」や「アドバンス」と呼ばれます。

レスキュー・ダイバー

ダイビングで発生するトラブルを回避したりトラブル時の対応を可能とする。

ダイブマスター

ダイバーのガイドなどが可能なプロフェッショナルレベルのダイバー。

インストラクター

ダイバーのガイドのみならず、指導や育成が可能なダイバー。

講習は上記のような求められるレベルに応じて設定されており、それぞれの講習で身につけるダイビングスキルと知識に違いがあります。オープンウォーターダイバーが初級、アドバンスドが中級、その上のレスキューやダイブマスターになると上級、という位置づけで理解されると良いと思います。

ちなみに、ランクによってダイビング可能な水深に違いがありますが、それは水深によって体が受ける影響が異なるためです。水深が深くなればなるほど、体に負荷がかかりますし、影響も大きくなりますので対応できるようにより高いスキルとより深い知識を身に着ける必要が出てきます。

このようにいくつかの種類と違いはあるものの、ダイビングを始めようと思ったら、オープンウォーターダイバーが出発点となります。それよりも更に深いところでの対応力を身に付けたい場合にはアドバンスドなどの中級以上のコースの受講をおすすめします。

なお、Cカードについて詳しくはCカード協議会の説明を参考にしてください。

Cカードとは何か?

ダイビングライセンスの種類は違いについて詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。

【解説】ダイビングライセンスの種類と違い、指導団体とは? 【解説】ダイビングライセンスの種類と違い:ランクとスペシャリティ、プロコース
シャークアイのCカード取得コースについてはこちら。
【お一人様でも安心】あなたの人生に彩りを加える国際ダイビングライセンス取得講習【お一人様でも安心】あなたの人生に彩りを加える国際ダイビングライセンス取得講習

ダイビング指導団体とは?

種類と関連して、もう一つ把握しておきたいのが「ダイビング指導団体」。「指導団体」というと、何だか怪しい響きもしますが、ダイビングの講習やトレーニングの基準、インストラクターの養成などについて、考え方を整理している民間の団体です。ベースとなる考え方や基準は各団体で大きな差はないのですが、具体的な講習の進め方やトレーニングのカリキュラムが異なります。

異なる理由は、それぞれの団体の理念が違うということが一番かと思います。安全にダイビングするためのダイバーの育成に力を入れているSSIやNAUI、広くダイビングの普及を目指しているPADIなど、それぞれに特徴があります。

これからライセンスの取得を目指す人は、最大手で世界で加盟国が最も多いPADI(全体の6割くらいがPADI出身のダイバーと言われています)や、同じく世界で広く展開しており国際標準化機構(ISO)の認証をPADIと共に受けているSSI(世界で110か国の展開、2800以上の拠点をSSIでは持っています)、同様の規模のNAUI、欧州で広く展開しているCMASやBSAC、SNSIなど、これらの指導団体に加盟している店舗を選んだほうが世界の海でダイビングするには安心です。

なお、シャークアイは、Scuba Schools International(SSI)に所属しています。

ライセンスの種類や指導団体について、もっと詳しい情報を知りたい方はこちら。

【解説】ダイビングライセンスの種類と違い、指導団体とは? 【解説】ダイビングライセンスの種類と違い:ランクとスペシャリティ、プロコース 世界基準の高い安全性で、世界で通用するダイビング指導団体SSIを選んだ理由

ダイビングライセンスには有効期限があるの?

これもよく聞かれる質問の一つですが、ライセンス(Cカード)には有効期限はありません。

一度取得すると、自動車免許証や他の許可証のように期限の設定はされておらず、一生の間、日本国内及び海外で使えます。
また、免許証のように更新の必要もありません。
世界の海で利用できる期限のない資格って魅力ですね。

もちろん、スキルや知識は使わないと忘れていったりしますので、継続的なダイビングを通じて一定レベルを維持することが大事にはなります。

ダイビングから一定期間離れている、しばらく海に潜っていないダイバーは「ブランク」があるとみなされます。
(ブランクダイバーと呼ぶことも)
そのような場合、いきなりスキルが要求されるダイナミックなダイビングスポット(深さがある、流れがあるなど)には連れて行ってもらえず、比較的簡単に潜水できる場所で様子をみたり、リフレッシュコースと呼ばれるスキルや知識を思い出すコースを進められたりします。

これはインストラクターにとっても、ダイバー本人にとっても、より安全なダイビングをするための措置です。
結果、スキルや知識に問題がないと判断された場合は、普通にダイビングが可能となります。

ちなみにプロフェッショナルレベルのダイビングライセンスについては、毎年更新が必要となります。
こちらは知識レベルの維持や継続的なダイビング経験、ダイビング教育機関からの最新情報アップデートなどをする必要があります。

プロレベル以外のライセンスには上記のとおり、有効期限や更新は必要ありません。

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体験ダイビングという選択肢はどうか?

「ライセンスがないとダメなんでしょ?」
というご質問をよくいただきますが、そんなことはありません。
ライセンスがなくて楽しむ方法はあります。
それが、体験ダイビングです。

しかし、以下の条件(制限)があります。

①水中での行動はある程度制限される
体験ではインストラクターやダイブマスターが手の届く範囲でガイドします。
多くの場合、手をつなぐか、器材を掴んで支えられた状態での活動となります。

あー魚がいた!あっちに行きたい!と思っても、それはほぼできません。

何かあった時にすぐに対応できるようにインストラクターやダイブマスターが
サポートしてくれることが前提なので、安全面を考慮すると致し方ないですね。
逆に言えば安心して楽しめるということでもあります。

①穏やかな浅場に限定
体験では、穏やかな浅場に限定したものになります。
浅場は浅場で沢山の魚たちがいて楽しく、通常は流れもなく、
波も安定しているので、初心者にとっては安心ですね。

一方、もっといろんな魚を見てみたい!という人にとっては
若干物足りなさはあるかもしれません。
(イメージは、スノーケルよりも魚に近寄れる、という感じです)

上記のような条件はありますが、
手軽さに体験できるという点で魅力があります。
一方で、毎回基礎的な講習を受けたり、潜水時間は15-30分程度だったりと、
もっと楽しみたいという人にとっては物足りなさも感じるでしょう。

その点、Cカードであれば一度取得すれば一生使えるので、その点は魅力ですね。
ご自身の気持ちに合わせて選ばれるとよいと思います。

こんな不安があるんだけど、大丈夫かな?

講習をうけるにあたっては、初めてのことで不安もあると思います。
以下のような代表的な質問についてお答えしておきたいと思います。

Q:泳げないけど大丈夫ですか?
よく水泳が不得意だけど大丈夫ですか?25mも泳げないのですが・・・
といった声を聞きますが、器材の補助により水中活動が快適に行われるので
まったく心配はありません。
適切な器材を使用することで、泳力を補うことができます。

Q:器材を持っていないのですが。。。
器材はレンタル可能ですので、始める時に持っていなくても問題ありません。
また、レンタルもあるので、必ず事前に購入いただく必要も全くありません。
器材は、比較的安価なものから高価なものまでありますので
タイミングも含めて、よく吟味して購入されるのがおすすめです。

Q:体力がないのですが、できるでしょうか。
ダイビングは年齢によらず幅広い層で楽しむことができるスポーツの一つと思います。
ご自身の体力にあわせた活動をすることで調整することも可能です。
出来ないことはありません。
持病や過去の怪我のご経験がある場合などは事前にご相談いただくことが肝要です。

Q:1人でも参加できますか。
もちろん、お一人でも参加可能です。
お一人での参加には不安もあると思いますが、基本的にどこでも受け入れてくれると思います。
スクールにより講習日程の調整や金額が変わる場合もありますので、
事前に相談してみてください。

Q:泳げないけど大丈夫でしょうか。
泳げなくても問題ありません。
ダイビング には専用の呼吸器材で水中でも無理せずに呼吸できますし、
フィンなどの器材がありますので問題なく泳げます。
不安な方はいつでもインストラクターに相談してください。

Q:サメが怖いんです
スクールの名前がシャークアイだから言うわけではないですが
サメは怖いイメージを不当にメディアなどによって植え付けられてしまった生き物です。
むしろ海にはいない生き物である人間のほうが彼らにとっても怖いはず。
だから、サメは海で会うと大人しく、そして臆病です。
優雅でシャープ、その姿は美しくもあります。

こちらもチェックしてみてください。

よくある質問はこちらから
ダイビング及びライセンス取得に関するQ&A

ライセンスはいつとる?受講のベストシーズンはいつ?

講習受講の時期については、夏でも春でも秋でも冬でも、一年中可能です。

ダイビングスクールやショップも一年中活動しています。

夏だからダイビング 、というイメージはありますが、夏真っ盛りは海も混んでいるので、実はお勧めではありません。もちろん、夏は外気温も高くて水に入るのは気持ちの良い季節ですし、実際に受講希望者も多いです。しかし、日本の海の季節は約1か月程度は遅れてやってくることを考えると少し真夏をずらして9月にライセンス講習というのも選択としてありです。

具体的には、関東以南、伊豆や三浦、房総半島であれば、海の水温が高くなるのは陸上に約1ヶ月遅れてやってきますので、
8月以降から10月一杯がベターです。(とはいえ、9月以降は台風との兼ね合いはあります。。。)

シャークアイがホームグラウンドにしている伊豆では水温と透明度のバランスがベストになるは9月から10月(11月上旬くらいまで)といったところです。
伊豆でのダイビングライセンス取得講習は夏に取得を希望される方が多いですが、もし時間が許すなら、少し時期を遅めにずらすのも選択肢として考えてみてください。

11月から翌年の初夏にかけては海自体に人は少なくなりますが、混んでないのでじっくり潜れるという観点でダイビングを楽しんだり、講習受講を選ばれる方も多いです。

器材は一年中の水温に対応していますので、問題ありません。

ダイビングに最適な季節はいつ?やっぱり夏?

簡単に伊豆半島の場合で、季節別まとめると以下のようになります。

春(3−5月)

4月上旬頃まで冬場の高い透明度が続きます。外気温も上がってきてドライスーツでのダイビングが快適に楽しめます。桜の花見と合わせてダイビングなど、アクティビティとしての楽しい時期。3月中旬から4月上旬の約2週間ほどは、一時的にプランクトンが活性化する時期がきて海の透明度が低下しますが(春濁りと呼ばれる現象)、その後は回復していきます。この時期はダンゴウオなどの珍しいかわいい魚や魚の産卵時期でもありますので、産卵や求愛行動など、貴重な生物の営みが見れる時期でもあります。

夏(6−8月)

栄養価の高い海から次第に水温がまし、透明度が上がっていきます。海も夏モードで人出も多く賑やかな季節です。外気温が上がり、ドライスーツからウェットスーツに切り替わるのものこの時期。ライセンスの取得を考えられる方が多いのもこの時期です。

秋(9−11月)

伊豆海の中が最も豊かになるシーズンです。透明度は増し、水温は一年で最も高い水温になります。熱帯地域からの季節来遊魚と呼ばれるカラフルな熱帯魚が伊豆で多く見られ始める時期です。この時期の海は青くて温かく、ダイビングをじっくり楽しみたい方にはおすすめです。ダイビングスーツはウェットが主流となります。

冬(12−2月)

気温と水温が低下し、海の透明度が増していきます。この時期の海は海外リゾートの中でも特に透明度が高い海と同等な透明度(20-30m以上)が得られ、空中浮遊体験が得られます。ドライスーツでのダイビングが主流となり、低い水温でも快適にダイビングが可能です。

なお、沖縄などのリゾートは地域により変わりますが、一般にダイビングが可能な熱帯〜亜熱帯の地域は、雨や曇りが多い時期とカラッと晴れる時期(=雨季と乾季)に分かれ、それぞれに海流や風向きが異なり、海の中の様子が異なります。

例として、沖縄であれば夏場は青さが増してベストシーズンと言われますが、9月以降10月頃までは台風も多く注意が必要です。冬場〜春先はやや曇りがちで北風により島の北側は海が荒れるので、南側を潜ることになります。またこの時期はザトウクジラのウォッチングも盛んです。
このように地域により異なりますので、よく現地の情報を調べることも重要です。

ダイビングライセンス取得講習でどのくらい潜れるようになる?

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講習を受けて無事に認定を受けた後、どうするかということも考えておく必要があります。

多くのスポーツと同じように初心者講習を受けただけで、
プロのように自由自在にダイビングができるようになることはまずありません。

講習というのは、「最初の第一歩」であり、基礎を学ぶステップです。
本気でダイビングを楽しみたい、もっと上手になって世界の海を潜ってみたい、
という人はその後さらにどうやって続けるかを考えておく必要があります。

講習修了後、ダイビングのスキルが上達するまでの期間というのは、以下のような傾向があります。
(以下、本数と書いていますが、ダイビングでは、タンク1回分のダイブのことを「本数」と呼んで、
経験を表す指標としてカウントします)

講習後〜20本程度

ダイビング自体に慣れてくる。水中での動きはぎこちなく、ダイビング器材の使い方は少しぎこちない。
器材の使い方は少し忘れやすい。
水中での浮力調整が難しく、上下によく動く。
フィンキックは力が入っているなどして効率的ではない。そのため、タンクの空気を消費しやすい。

20本〜50本程度

器材を適切に操作できるようになり、フィンキックや潜行、浮上、
水中での浮力調整に慣れてくる。そのため、水中で安定し、タンクの空気の消費も落ち着いてくる。
水中で空に浮かんでいるような感覚(ホバリング)が得られやすくなり、水中生物の観察もよりできるようになる。

50本〜100本程度

水中の流れなどへの対処ができるようになり、呼吸が安定し、タンクの空気の消費がよくなり、より長くダイビングできるようになる。
器材の使い方にも慣れ、基本的な使い方に加えて、自分で工夫して調整ができるようになる。
ダイビング自体やスキル、器材の使い方も身についており、忘れにくくなる(ただし、他のスポーツ同様、期間があくと忘れることはあるので油断してはいけない)

以上の傾向から判断すると、講習後にも一定の本数を経験として積む必要があります。
個人差はありますが、50本程度がダイビングである程度の自由自在さを感じられるようになる目安です。

このようにダイビングもある程度の経験を積む必要があるわけですが、課題は、ある一定の期間で継続してダイビングを続けなければ忘れやすいということです。
つまり、間を空ければ空けるほど忘れる、ということですね。

したがって、ダイビングライセンス取得後は、ある程度の期間は継続的にダイビングすることを心がけることをおすすめします。

これはダイビングに限らずだと思いますが、なんでも継続して行わないと忘れてしまいますよね。
特に始めたばかりの頃は忘れやすいので、身につくまでは継続して行うことが大切です。

取得した後は、どうやってダイビングを続けるのか?

ライセンスを取得した後は、どうやってダイビングを継続するのか。

継続的にダイビングをして上達することを目指した時の方法としては、以下のようなパターンがあります。

自分にあったパターンを検討してみましょう。どれが正解ということはなく、ご自身のペースや状況に合わせて選択することが大事です。

①ファンダイビングを楽しむ

ファンダイビングとは「ファン=FUN=楽しむ」という意味で、通常の講習を伴わないダイビングのことです。

ダイビングスクールやショップが開催するファンダイビングに参加するか、旅行会社等が企画するツアーに参加するなどして、ダイビングスポットに行き、インストラクターやガイドとなるダイバーと一緒に、水中世界で自由にダイビングを楽しみます。

スクールやショップでもツアーを企画していますので、尋ねてみるとよいでしょう。

②継続講習を受ける

スキルアップのために個別のスキルに特化した講座やアドバンスなどの上位のライセンス講習を受ける。

この2点です。シンプルですね。

①の「ファンダイビング」は、講習ではない、ダイビングを楽しむということです。ということです。

海外のリゾート地に行ったり、伊豆や沖縄などの近郊でスキューバを単純に楽しむということですね。

ファンダイビングは「ツアー」という呼び方もされますが、旅行のように気軽にダイビングを楽しむという意味合いがあります。ツアーも海外や沖縄にいくパターンもあれば、関東近郊の方は伊豆半島や伊豆諸島でのダイビングという選択肢もあります。

また、ファンダイビングでは講習は含まれていないので、何かスキルを学ぶことはあまりありませんが、とにかく水や水中、器材に慣れるという意味では手っ取り早く、そして楽しいですね。

②の「継続講習を受ける」というのは、インストラクターからさらなる技術指導を受けるということです。

スキルアップのためには、インストラクターなどから学ぶことでより早く確実な上達が期待できます。
ただ潜って楽しむファンダイビングもとっても大切ですが、講習を受けるほうが早い上達が期待できます。

ここですでにお気づきのように、スキルを上達させてより楽しもうと思ったら、重要になるのは何よりも「継続」と「最初の頃に一定の本数を経験すること」です。

ライセンスを取得した後は、最低でも3ヶ月〜半年以内に、もう一度、ダイビングを継続されることをお勧めします。

リゾートでライセンスを取得された方は、次に同じインストラクターに教えてもらうことはなかなか難しくなるとは思いますが、1年に1回行くだけでもずいぶん違うかと思います。

関東近郊の方は伊豆半島、関西圏であれば紀伊半島などのように近場でも潜水可能な場所に目を向けて体験しておくのもよいでしょう。

お勧めは、お近くのショップでスキルアップを手伝ってくれるインストラクターを見つけること。そして、一定の本数まではそのインストラクターと潜って教わることです。

もちろん、お店の雰囲気やインストラクターとの相性もありますので、無理は必要がありません。嫌だなと思ったら、素直にお店なりインストラクターなりを変更すればいいと思います。

繰り返しますが、重要なのは「継続」と「一定の本数を経験すること」ですから、自分にあっていると思うところで、継続すればいいのです。
継続していくことで上達だけではなく、自分が好きなダイビングのスタイルというものも掴めてきます。

以上、ライセンス取得講習に関する情報をまとめてみました。
いかがでしたでしょうか。

あなたのダイビングライフが充実したものとなりますように、
この情報がお役に立てたら幸いです。

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シャークアイは日本のレジャーダイビングの発祥の地である伊豆をホームグラウンドにして活動しているダイビングスクールです。

世界の海と比較しても遜色のない生物多様性を持つ伊豆。ダイビングの世界でもその豊かな海は有名で、日本中だけでなく、世界からも注目されるダイビングスポットです。

伊豆の地から世界中のダイビングスポットで安全にダイビングを楽しめる「ダイバー」を育てたい。

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