伊豆でダイビングライセンスを取るのは、どんな人に向いてる?

東京都心や埼玉、神奈川、千葉、茨城、そして山梨なども含めて関東近郊にお住まいの方で、「そうだ、ダイビングを始めよう」と思ったら、まずはダイビングのライセンスをどこで取得するか?を考えることになります。

その選択肢は、関東沿岸の太平洋側の海か、それとも沖縄や奄美などの国内リゾートに行くか、あるいは海外リゾートに行っちゃう?、というのが選択肢になります。

いずれの選択肢も悪くないのですが、考えなければいけないのは、ダイビングを取得した後のこと。

どのくらいの頻度でダイビングしたいのか?どこでダイビングしたいのか?どんなダイビングしたいのか?上手になりたいのか、それとも時々リゾートで浅いところで潜れたらそれでいいのか?など、はっきりさせておくことが実はあります。

なぜ、ライセンス取得後のことを考えておかないといけないのか。

ダイビングを1回だけやってみたいのであれば、体験で済むはずです。でも、ライセンスを取得をするということは、その先も継続して、ダイビングを楽しむということ。

したがって、ダイビングを継続するにあたってどのように楽しむのかを考えておく必要があるのです。

一方、ダイビングのライセンス講習後、どこでダイビングをするのか、どうやって上達するのか、ということについてはあまり解説もされていないし、話題にもなりにくいのが実態です。

それはライセンス講習を受けるのが一大イベント的になっていて、費用もそれなりにかかるし、まずそこをどうやって乗り越えるかということにフォーカスが当たってしまいがちなことが原因だと思います。

大事なのは、講習を受けた後のことも考えておくこと。どこでどうやってダイビングの経験を積みながら、安全に、上手になって、ダイビングライフを長く楽しめるようにするかということ。

東京の都心や関東にお住まいの方で継続的にダイビングを楽しみたい、週末にゴルフやスキーに行くようにダイビングを楽しみたいという方や、選択肢として考えるなら、伊豆、三浦、房総の3つの半島が選択肢になります。

その中でもダイビングスクールを展開するシャークアイがメインで活動するのが伊豆。

具体的に考えてみるとこの場所にはどのような点が魅力なのでしょうか。そして、どのような点がダイバーにとってメリットになるのでしょうか。

ここでは、なぜ伊豆でのダイビングが魅力的なのか、どんなことが出来るのかということを解説していきたいと思います。

伊豆のダイビングはいつがベストか

関東近郊の海に限らず、日本の本州の海のコンディションは、四季の影響を色濃く受けます。春先は気温の回復と共に水温も上がりますが、その分、プランクトンの活動も活発になり、海が豊かになっていきます。そして、夏から秋にかけては太平洋側であれば黒潮の影響を色濃く受け、水温はぐんぐんと上昇し、透明度が増して青色が強くなっていきます。

日本の海の季節は陸上の約1-2ヶ月遅れと言われていて、伊豆半島の海でも同じように約1-2ヶ月遅れて夏がやってきます。陸上の夏といえば、7月から9月になりますが、海の中の夏真っ盛りは実は8月から10月になります。

実際のところは6月くらいから外気温とともに水温が上がってきた!という実感があり、その後7月から8月にかけて水温が上がります。

一方、透明度の視点では7月8月は、その年によって透明度が安定しません。海面温度が高くなって水底の低い水を混ざり合うことでプランクトンが増えて透明度が落ちてしまうこともあります。実際に透明度が安定してくるのは、8月のお盆くらいから9月くらいになって、という感じです。この頃になると黒潮の影響も色濃く出てきて、青さが増す実感があります。このような状況は10月末から11月頃まで続きます。

ただ、残念ながら9月以降は、台風が来襲することもあるので、天候によって大きく海の状態も左右されます。台風が来ることで、海が一気に夏のようになることもあれば、雨が降りすぎて透明度が下がることもあり、読みにくいです。しかし、安定して透明度は秋口に向かって良くなる傾向があります。

伊豆の海の水温の上昇は1ヶ月遅れというのがデータではわかるのですが、生物についてはさらに0.5〜1.0ヶ月遅れでやってきます。そういう意味で、海の夏は1~2ヶ月遅れということになります。

その頃には、水中ではトロピカルな魚たちがたくさんいて、まさに水族館のようなダイビングを楽しむことができます。この頃は南の海からやってくるカラフルな熱帯魚を観察できるだけではなく、海水浴シーズンも終わっているので人出も落ち着いていて、海の中で砂が巻き上げられないので透明度も維持され、ダイビングライセンスの取得的にはベストシーズンでお勧めです。

また、この時期は海水温も非常に高いのでウエットスーツを着てでも十分に暖かくダイビングを楽しむことができます。

なぜ伊豆のダイビング講習受講は魅力的か

ダイビング講習は、日本のどこでもあるいは世界のダイビングリゾートのどこでも取得することができます。

世界中のリゾートの開発が進み、今では世界中どのアイランドリゾート・ビーチリゾートでもダイビングライセンス取得を検討することができるようになりました。

しかし、よくありがちなのは南の島で講習を受講し、その後、日本に帰ってくると海から遠ざかってしまうというパターンです。

ダイビングはスポーツと同じなのでできれば、継続的に実践することで上達していきます。

せっかく南の島でとったライセンスの知識も時間とともに忘れていくことが多いです。

そのため、本気でダイビングを趣味にしたいという人は、ライセンス取得の後のことを考えて置くことが重要です。

国内の近場で講習を受講し、いつでもダイビングに行ける環境を整えるか、あるいは定期的にリゾートに行くとしたらどんなタイミングや費用なら行けるかを考えておくことをお勧めします。

継続性という観点から言うと、伊豆というのは関東甲信越や東海地方の人にとっては、頻繁に通えるという点で最適な選択肢の一つとなるでしょう。

週末にダイビング

シャークアイがホームグラウンドにしているのが東伊豆。

半島の東に位置し、富戸や伊豆海洋公園(IOP)などのダイバーなら一度は聞いたことがあるダイビングスポットを有するのが城ヶ崎エリア。日本でも代表的なダイビングエリアです。日本のレジャーダイビング発祥の地と呼ばれているIOPの中心に、ここからダイビングが半島全域に広がっていきました。

今では半島の東、南、西、および伊豆諸島で、レジャーダイビングを楽しむことができるようになっています。特に半島の玄関口である熱海から程近い半島の東の城ヶ崎エリアは都心からのアクセスも非常によく、ダイバーの数も多いです。

週末に伊豆でダイビングと言うと東の城ヶ崎エリアか、西の大瀬崎付近を中心として検討される方が多いようです。

城ヶ崎エリアまでは都心から電車で約2時間弱、車でも同じぐらいの時間で通うことができます。熱海まで新幹線を使うとおよそ1時間とちょっとで着くことができます。このアクセスが容易なことがここでのダイビングの魅力であり、ダイバーにとっての手軽さの観点でメリットということになります。

通常、ダイビングといえば、沖縄や海外のいわゆるリゾート施設に併設された場所で楽しむものだというイメージがあります。

しかし、リゾートに行くためには長期的に準備をして、事の調整もしてお休みをいただいた上に行く必要があります。 海が荒れていたり、天候が不順でも旅行を計画してしまったらキャンセルするか、現地で待機するしかありません。

伊豆の場合は、近場ということもあるので、日程の調整に関してはフレキシビリティが高く、遠くのリゾートの場合に比較して、ある程度コントロールすることができます。しかも、明日休みになったのでダイビングに行こう!と思っていけるという手軽さは魅力です。

実際、シャークアイのお客様でも、「明日急に休みになったので海に行ってもいいですかと連絡されて、実際、次の日の朝に水にダイビングに来られたお客様もいらっしゃいます」。こういった手軽さが実現できるのがメリットです。

週末なので手軽さがあり、土曜日や日曜日の夜には都心に戻り明日に備えることもできます。

海外リゾートのように、行き帰りのロングフライトで疲れが残ったりすることもなく、手軽にリゾートで楽しんだ感を味わい、リフレッシュして週末を終えることができます。

また、伊豆半島には多くの温泉が点在しているため、ダイビングの後は、温泉でしっかり体を癒すということも可能です。

ダイビングの後、社会ではシャワーの代わりに、近くの日帰り温泉でゆっくり疲れを癒すということもよくやっていますが、ダイビングで気持ちが癒されて、体の方は温泉で癒す、ということも可能です。

漁業が盛んで、自然豊かなこの地では、食事も楽しむことができます。

アフターダイブでは美味しい料理やおいしい魚を楽しみながら、ビールを一杯。

その後、電車に揺られてゆっくり帰る、と言ったことも可能です。
近いということは荷物も減らせますし、この手軽さを最大限に生かして、純粋にダイビングとダイビングでリフレッシュすることを楽しむことができるのが、伊豆でのダイビングライフの最大の特徴でありメリットということになると思います。

海外のダイビングリゾートのダイビングも、もちろん楽しく、普段とは全く違う環境で、異国のエキゾチックな雰囲気を楽しんだり、リゾートのまったりした感じを味わうのも素敵です。伊豆のダイビングはそれとは違い、手軽にダイビングが楽しめて、しっかりリラックスできるところが魅力です。それぞれに楽しみ方が違うということを理解した上で、選びながらやるのがいいですね。

実際、シャークアイのダイバー・生徒さんは、普段は城ヶ崎エリアでのダイビングで手軽に週末ダイビングを楽しんだり、ダイビングのスキルアップの場として利用されています。

伊豆半島でライセンスを取得して、普段使いのダイビングでスキルアップし、その状態で海外リゾートや沖縄でダイビングをすることにより、リゾートでのダイビング自体を全開で楽しめるようになるのが理想です。せっかくリゾートに行っても、ダイビング自体がうまくできないと楽しみも半減します。リゾートと近場で、楽しみ方やタイミングを変えて使い分けていくのがベストです。

ダイビングはどんな雰囲気?

実際のダイビングですが、半島全域でダイナミックな地形と黒潮の影響を受ける豊かな海に生息する様々な水中生物を観察できるところが魅力です。

特に世界最大の暖流の一つといわれる黒潮の影響は大きく、南の海から多くの生物と栄養を運んできます。それにより伊豆の海には熱帯から温帯地域までの多様な生物の観察ができます。

例えば、熱帯魚のような色をしたカラフルな魚たちや、ダンゴウオのように北の海からやってくる魚たち、あるいはクジラやマンボウ、ジンベイザメのように回遊型の大型生物も観察することができます。

また伊豆半島の南側には相模湾や駿河湾といった深い海も近くにあるため、深海性の生物の一部観察することができます。これは世界的に見ても非常にユニークな生態系を持った場所ということになります。

このように多様な生態系が織りなす水中世界を都心からわずか2時間程度の場所で体験できるというのがダイバーにとってのメリットであり、世界的にも珍しい生物もいますので、一度は潜ってみたいと思っているダイバーが多いのです。

こんな人が伊豆に向いている

では、どんな人にベストマッチするか考えてみました。

身近に癒しの空間を創りたい人

ダイビングはスポーツですが、なんと言ってもその魅力はやはり癒しです。
楽しい。そして、リラックスできる。

水中では、リアル水族館に癒されますし、自分の呼吸音しか聞こえない空間にいることで「今、ここ」に集中してマインドフルネスのような癒しにつながっているのではないかと思います。そして、アフターダイブに美味しい料理や温泉。

普段の喧騒を離れて、非日常体験をして癒される。

このような場を近くに持ちたい人にとって一つの選択肢です。
ダイビングだけなら三浦や房総でもできますが、やはりリゾート感があって海山両方楽しめるのは伊豆だと思います。

本気でダイビングを趣味にしたい人

本気でダイビングを趣味にしたい人にとっては、ダイビングをいかに身近なものにするのかが重要です。
沖縄本島、石垣島、久米島、海外リゾートなどに住んでいる人は別にしても関東近辺、例えば、東京や埼玉、神奈川、千葉に住んでいる人にとって、どこでダイビングができるかと言われたら伊豆、三浦、房総のいずれかが選択肢になるでしょう。その中でも海の生物の多様性やダイナミックな地形、海の中の透明度などの安定感、アフターダイブの充実度から判断して伊豆は魅力的です。

本気で趣味にするといってもガチガチにダイビングだけする人も少ないのが実際。
普段は出会わないような人であったり、話したり、温泉とか食事を楽しんだりと、趣味の楽しみ方はダイビングだけに限定されず多様です。

近場なので比較的格安でライセンスの取得可能な点も見逃せません。

ダイビングを上手になりたい人

これも重要なポイントで、ダイビングを本気で上手になろうと思ったら、頻度と師匠が重要となります。
まず頻度は高い方が当然上手になります。一年に一回ではなかなか上達しません。やはり月1回でも、3ヶ月に1回でも、頻度が高い方が上達します。

もう一つは師匠となる人の存在。つまりインストラクターなどのプロですね。
インストラクターによって上達の速度は大きく異なります。これはどのスポーツでも同じ。
なので良いインストラクターに出会うかどうかが上達できるかの重要な検討事項になります。
そして、そのインストラクターに手軽に相談できるかどうかもポイントになります。

遠くのダイビングポイントや海外リゾートでライセンスを取得した方は、インストラクターと疎遠になりがちです。
それでも上達する、問題なく潜れる、という方に多くみられるのは、やはり基礎が不十分で、対応力が高くないこと。
普通にダイビングするならいいかもしれませんが、海外リゾートでもどこでも、ダイバーのレベルに応じたポイントしかガイドは連れていきません。
実際に連れて行かれたとしても、そのダイバー自身が、海に対応出来ないと思います。

本当にダイビングを多様に楽しみたいなら、レベルアップは重要です。
そして、レベルアップに、師匠の存在は欠かせません。
師匠はできるだけ身近にいたほうが、相談もしやすくなります。

ダイビングで新しい友人と出会いたい人

海外リゾートや沖縄など離島でも、ダイビング旅をしていれば、誰かと知り合い、お友達になることはあります。
しかし、そこは一度きりの出会いの限界というものがあって、なかなか友人というところまではいかないのが実態です。
その点、近くにダイビングスクールやダイビングショップがあり、そこでファンダイビングや講習などをして一緒に何度か過ごせば、同じ仲間としてより繋がることができます。

シャークアイの場合でも、ダイビングでも会えるし、関東都内でも懇親会を開催して定期的に交流の機会を設けています。
懇親会も、同じ仲間だと、すごく盛り上がります、盛り上がりすぎます(笑)。
多くのダイビングスクールやショップではメンバーシップ制度を持っていますし、特典も受けられますので、その点も検討してみる価値ありです。

ダイビングだけじゃなく、「the日本」で癒されたい人

沖縄や海外リゾートも楽しいですが、日本のダイビングポイントの近くには温泉やお寿司など、美味しい物やリラックスできるものがたくさんあります。
「The 日本」という感じですが、ダイビングだけではなく、お寿司や温泉なども楽しみたい人にとって
伊豆半島は最適な場所です。
シャークアイでもダイビング後は近くの温泉によくいきますし、夜は伊東などの海鮮料理の店やお寿司屋さんなどを訪ねることもしばしばです。
もう大満足です。日本人に生まれてきて良かったなぁと思うことばかり。
このようなThe 日本のダイビングを満喫したい人におすすめです。

飛行機が苦手な人

最後はちょっと蛇足ですが、意外に該当される方がいらっしゃるので書いておきます。

どうしても飛行機が好きじゃないという方、そんなに少なくないです。ダイビングは好きだけど、何時間も飛行機にのって命を預けるなんて信じられないとおっしゃる方は、いらっしゃいます。
そんな飛行機が苦手な人は当然陸路で移動できる場所がダイビングの候補となります。その中でも東京都心は関東にお住まいなら、近場でのダイビングはおすすめです。というか、飛行機に乗れないとダイビングで行ける場所としての選択肢自体があまりないかもしれませんが。

関東近郊にお住まいの方であれば、千葉県の房総半島、神奈川県の三浦半島や湘南、真鶴など、そして静岡県の伊豆半島というのが選択肢に入ってきます。

ちなみに飛行機に乗る前の24時間以内にダイビングをすると減圧症の危険があるので、ダイビングで遠くの場所に飛行機で移動した場合は、飛行機に乗る時間から逆算してダイビングを終える時間を決定する必要があります。

シャークアイにはこんな人に向いている

ダイビングスクール シャークアイが活動のフィールドの中心としているのは伊豆です。もちろん、海外ツアーや沖縄などの離島ツアーも開催していますが、メインは城ヶ崎エリアです。

これまでご紹介してきたように、伊豆に向いているダイバーを中心にダイビングスクールとして、ダイビングの魅力と楽しさを感じて笑顔になってほしい。として、そのダイビングの楽しさと魅力を支える確かなダイビングスキルと知識を提供することを大切に活動してきています。

シャークアイのメンバーを見ている周りの方からよく言われます。「シャークアイはホント、みんな楽しそうだよね」と。

ダイビングショップやダイビングスクールもいろんなスタイルがあって、ガチで潜りたいグループや、とにかくまったりしたいグループ、水中写真をとにかく撮りたいグループなど、それぞれに特色があります。

それでいうとシャークアイは「笑顔。なんだか安心できて、笑える空間」。これに尽きると思います。
そういう空間を創りたい、それでお客様がダイビングから日常に帰っても元気に過ごせるようになったら、本当に嬉しいと思ってスクールを15年以上やってます。

そんなシャークアイでのダイビングに向いている人は以下のような人ではないかと思っています。
・非日常の癒しと笑顔になれる空間を近くに持ちたい人
・思いっきり笑える空間にいたい人。
・何だか初対面とは思えない、安心できる仲間と出会いたい人。
・ダイビングを上手になって世界のいろんな海で楽しめるダイバーになりたい人
・少人数でしっかりとしたダイビングスキルを学びたい人。

私たちが考える私たちの提供したい価値を必要とする人にこれからも届けたいと思います。