ダイビングは何歳からできるか?何歳までできるか?

ダイビングに関して時々お客様からいただく質問の一つに、「ダイビングは何歳からはじめられますか?」と「ダイビングは何歳まで出来ますか?」という、年齢に関する質問があります。
ここでは、年齢とダイビングについて記載します。

「満10歳からダイビングは可能」が一般的

ダイビングが可能になる年齢(最低年齢)は、ダイビングライセンスを発行する認定団体により基準はことなりますが、多くの団体で一般的には満10歳からダイビングが可能とされています。

当店(シャークアイ)が所属する団体であるSSIでも満10歳からダイビングが可能となっています。ダイビングが可能な水深は12mまで、となります。

なお、より正確にはSSIで定める基準では水深5m以下であれば、8歳からも非常に限定された条件により可能ですが、9歳以下のお子様は基本的はシュノーケリングのみとなります。

10歳くらいの子供のダイビングはおすすめできるか?

お客様よりお子様のダイビングについて、可能なのかどうか?などのご相談を受けることも多いのですが、可能かどうかはお子様の状況により大きく異なります。

ライセンスを取得する上では学科もありますし、内容を理解できることは重要です。何より、水中という言葉で会話ができない環境で、しっかりとした意思疎通ができるかどうかが、とても重要です。

そのため、しっかりと自分の意思を表現できることが最低限必要なこととして求められます。
もちろん、インストラクターとの信頼関係も重要になることから、その点は最大限の配慮をして講習を行うようにしています。その上で本人としっかり話を心がけています。

子供の吸収力はとんでもなく素晴らしいので、すぐになれるパターンが多いと思います。大人と同じくペースはマイペースを推奨しており、一人ひとりの時間やペースを大切にすれば講習は問題なくパス可能と思います。

一方で、実際のダイビングでは、少人数の場合とグループでのダイビングで少し様子はことなるかもしれません。例えばご家族だけ、のような少人数の場合は、マイペースで行うことができますが、グループになると他の方とのペースを合わせる場面があり、その時にお子様本人にとってはチャレンジになる可能性があります。

したがって、お子様本人が快適にダイビングできる環境とは何かをあらかじめ考えた上で、無理せずペースを子供に合わせて行うことで、楽しくダイビング可能になると思います。

ダイビング器材などは子供でも扱えるか?

お子様でもダイビング器材は十分に扱えます。
操作自体は覚えてしまえば直観的に使えるので難しくはありません。

しかし、問題はサイズや重さ。
ウェットスーツなどは子供用のサイズであることが多いですし、タンクなどのいくつかの器材は子供にとっては少し重い場合もありますので、扱えるのですが簡単ではない、というのが答えになるかと思います。

重さについては、実際のところは、水中では浮力が働きますので重さはそこまで感じないと思います。サイズは、、、こればかりは子供用にオーダーメードでもしない限り、難しいのです。ただ、オーダーメードしてもサイズは成長ですぐに変わってしまいますし。。。。。そのあたりが難しいところでしょう。

細かいところでは、マウスピースが大きすぎたり、レギュレーターが子供や女性にとっては重すぎる場合があり、少し顎が疲れてしまうことがあるようです。
マウスピースは女性用の小さめのサイズのものもあるので、そちらを使用すれば問題なく、レギュレーターの重さも新しい器材の仕様では軽くなっていますので問題ありません。

ライセンス取得コースにおいては技術的な面や科学的な知識も学びますので、器材を扱う意味もそこで理解した上で、
実際の操作は、あとは慣れの部分も大きいと思います。

いくつになってもダイビングを楽しめるように

子供たちについては年齢は10歳前後と一定の制限はありますが、子供でもダイビングは楽しめるような環境は整備されています。
一方で、年齢の上限は特にありません。
10歳以上であれば、いくつになってダイビングが楽しめます。

ただし、高齢者になれば必然的に筋力は落ちていきますし、体力面も若い時とは違います。
そのあたり、普段から体を動かすことを心掛け、スポーツが可能な体作りが大事です。
ダイビングもスポーツ。そのことを意識することが大切になります。

大人のスポーツ、若い方のイメージがあるスキューバダイビングですが、年齢層は非常に幅広く、無理のない範囲で続けられるスポーツです。
とにかく、安全にダイビングすることを心掛け、それぞれの方の体力や技術にあったダイビングスタイルを選択していくことが大事です。

流れの強いところや深い水深にいる生物を見に行くダイビングに憧れる方もよくおられるのですが、体力や技術が伴った上で、かつ自然の条件も揃ったときにはじめて、そのようなダイビングが可能となります。
それぞれの適正な範囲を見極めて、ダイビングを行うことが安全且つストレスなく楽しめる秘訣です。

やってみたいダイビングが実現できるのか、インストラクターに聞くなどして、客観的に判断をしてもらうこともとても重要です。

それぞれに合ったダイビングが実現できるよう、シャークアイも微力ながらお手伝いできればと思って日々活動しています。