ダイビングスキルを高めるためには、何をやればいいのか? 

ダイビングは器材スポーツであり、器材に依存する部分が大きいスポーツです。
器材として役割が大きい主なものは以下の器材が挙げられます。

・浮力コントロールを補助するBCD(Bouyancy Control Device)
・水中での呼吸を可能にするレギュレーター
・水中での動きを支えるフィン
・水中での視界を確保するマスク
・水中で体を保護したり、保温するスーツ

これらの器材があって、初めて成り立つスポーツ、それが「スキューバダイビング」です。器材はダイビングにとって非常に重要です。

したがって、ダイビングを上手になろうと思ったら、まずダイビングの器材の使い方をマスターすることが大事になってきます。技術の向上よりも先に、ベースとなる器材の使い方を習得することです。この段階では器材が、良い器材を使うかどうは、まずは重要ではありません。

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もちろん高い器材のほうが使いやすくはなっている場合も多いです。しかし、器材の使いやすさに頼らずに、少し使いにくい器材でも使い方をしっかりマスターすることが重要なのです。
 
 
いかなる器材でも対応して使いこなせるかどうかがダイビングの技術向上の一つになります。自分の器材を最初から揃えることも良い方法ではあると思います。そのほうが慣れるのも早いことが多いからです。
 
 
しかし、自分の器材が故障した時やダイビングツアーで現地のダイビングスポットからレンタルしなければならない時に、その器材が使えないとダイビングを安心してできなくなると考えられます。
ですから、最初からマイ器材にこだわるのではなく、器材として多様なものに触れ、それぞれの特性を理解した上で自分にあったものを購入されるのがいいでしょう。購入される前段階で多くの器材に触れることでダイビング技術向上につながることが期待されます。

器材の次はダイビングで体を動かす技術

器材の使い方をマスターしたら、次はそれを活かす技術の習得です。
 

器材がいかに素晴らしいいものでも、それを活かす技術が身についていかなければ、ただの宝の持ちぐされになってしまいます。
 
 
この段階では器材の使い方もマスターしていますから、体の水中での動かし方や器材を使った応用ができるはずです。それがまさに技術なのです。

ここで技術のレベルアップで大切なのが、体をいかに動かすかという感覚です。
 
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感覚というと運動神経みたいなイメージのように思われていて、先天的な運動神経の良し悪しで決まってしまうように思われがちですが、実は違います。

感覚というのは身につけることも伸ばすこともできます。それは誰でも、いつでも伸ばすことができるのです。

しかし、子供と大人ではその感覚を身につけるプロセスがことなります。
 

子供は感覚を体験によって自然に身につけることができます。一方で大人は感覚を言葉や映像などの文字によって頭で理解し、それから体で確認することで身につけることができるのです。

大人は単にやってみるだけでは技術を身につけることがなかなか難しいのです。まず大人がやることは頭でしっかり技術や体の動かし方を理解することなのです。それを理解してからの実践をする。それによって上達は、数倍早くなります。
 
 
体の動かし方を頭で理解するためには、陸上で体の動きを練習し、イメージトレーンングをすることがとても大切です。これをやらずに海にいきなり入ってやってみよう!という方が多いのですが、大抵の場合、うまくいきません。
 

陸上で出来ないことは海に入ってからはできません。
 

海と陸では、数倍、あるいは数十倍、難易度が違います。陸上での動きの理解、イメージトレーニング、これらをしっかりやった上での実践がダイビング技術の上達を加速させます。

動きの理解とイメージトレーニング

では、動きの理解やイメージトレーニングをどうやってやればいいのか。
 

正しく美しい動き、それを理解するためには通常は感覚でやっていることを言葉や映像で、正確に表現することが必要です。その適切な表現ができるかどうかが課題になってくるということです。
 

それが正確にできるのが、まさに海のプロフェッショナルであるダイビングのインストラクターをはじめとする、ダイビングショップのプロスタッフなのです。
 
 
特にインストラクターは、ダイビングを教えるための専門スキルをもっているわけですから、どのように見せることでダイバーにわかりやすく伝わるかを常に磨いています。ダイビング技術の習得のためには、このプロフェッショナルを活用しない手はありません。
  
  

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ダイビングが上手になりたいけど、とりあえず自分で練習とかダイビングの中でやってみるという方をたまにお見かけしますが、よほど才能のある方を除いて、その方法ではダイビング技術の上達に相当な時間を使うことになるでしょう。自分でやれるようで、実は難しい。難しいというよいも時間的な効率が悪いといったほうが良いかもしれません。
 
 
器材然り、ダイビングの技術然り、何事も専門スキルは専門家から学ぶことで一気に加速します。もちろん、専門家の質にも寄りますので、どんな風に教えてくれるのかなど、できるだけ情報を集めることが必要でしょう。
 
 
ダイビング技術、奥が深いのです。