ダイビングのライセンスの取り方(10):器材の購入時期

ダイビングのライセンスを取得するときに、ダイビング器材を買っておかないといけないのか、という質問をよくいただきます。

何もかも初めてのこと。何が必要なのか、そもそも買わないとできないのか、いろいろわからないことだらけですよね。

今回はダイビング器材について、ライセンス取得時に必要かどうかを考えてみましょう。

ライセンス取得よりも前に器材購入は必要ない

結論から言うと、ライセンス取得より前に器材の購入は必要ありません。

でも、器材がないとダイビングできないじゃないか!と思われるかもしれません。

しかし、実際にはレンタルするという選択肢があります。

ほとんどのダイビングショップやスクールでは器材レンタルのサービスをやっています。

まずはそちらでレンタルしてやってみるのが最初の選択肢です。

形から入る!という人も多いのは事実。この記事を書いているスタッフの私もそうです。なんでも形から入りたい=器材や道具を揃えたい、と思ってしまいます。

しかし、ダイビングにおいては、形から入るスタイルはちょっと注意が必要なのです。

器材を選ぶ基準がわからない

ダイビングショップなどに行くと、それはそれはカッコイイ器材や可愛いウェットスーツなどがたくさん置いてあり、「ああ、あんなのを着て海に潜ってみたい!」と思ってしまいます。

この時、選ぶ基準は「色」や「形」、あと「値段」くらいですよね。

しかし、ダイビングにおいては器材は命を預ける重要な道具。

その「機能」にも十分に気を配る必要がありそうですよね。

例えば、ウェットスーツ。

色がカワイくて、値段も安いし、サイズはちょっとキツイけどに着れるから大丈夫。なんて基準で買ってはいけません。

ウェットスーツには機能として、「体を冷えから守る保温機能」、「海の中で自在に動かせるための伸縮性」などがあります。実はゴム素材(ネオプレーンといいます)の厚みや内側の素材によって保温機能は大きく異なります。

いや、保温機能は本当に、違いますよ。例えるなら、「水風呂に裸」で入るのと、「あれちょっとぬるいかなぁと思うお風呂」に入る、くらい違います。冗談ではありません。

サイズもとても重要で、ゆるいと水が入ってきて水風呂状態、きついと温かいけど脱ぎ着のストレスもあります。

それはお店でみてもわからないんですよね。お店のスタッフにちゃんと聞いて買うのが大事ですが、とはいえ、質問するにも知識が不足しています。

このような状態で購入するのは、以下の点でおすすめができないのです。

自分の体やダイビングスタイルに最適な器材が選べない。
店員さんに質問しようにも、質問するための知識が不足しており、話が噛み合わない。
店員さんの言うままになってしまうが、店員さんの知識や経験が不足していると一般論ですすめられることになり、自分にあっているかわからない。
場合によって、店員さんの言う通りに、自分には合っていないけど高いものを買ってしまい、最悪買い直すことになる。

まずはレンタルでもいいから、体験してみること

最初からの器材購入はおすすめできないのはこれまで述べてきたとおりです。

シャークアイでは最初はレンタルから始めることをお勧めしています。

確かに器材も大事なんですよ。そして欲しくなる気持ちもわかります。

でも、まずはダイビングってどんなもんなのか、体験してみることのほうが大事です。

経験に勝る学びはありません。それから器材購入でもまったくもって遅くないです。

経験を積めば、必ず自分にあった器材を買えるようになりますし、買い直しなどの無駄な投資もなくなります。

それと、ショップやスクールによっては最初から器材購入を勧めてきたり、器材購入が講習受講の前提条件になっているところもありますが、注意が必要です。器材がないとダイビングはできませんが、器材を”購入しないと”ダイビングができないということはありません。

ここは自分にあった器材の前に、まずはダイビングやってみる気持ちの方を優先させましょう。

ダイビング中

もし、それでもダイビングの前に器材が欲しい!と思ったら、その時は慎重にダイビングショップを選び、信頼できるスタッフから購入するようにしましょう。

器材もBCDやレギュレーター、ウェットスーツなどの高価な器材と、フィンやマスクなどの比較的安価な器材に分かれます。比較的安価なほうは最初から揃えてみるのもありです(シャークアイでも軽器材と呼ばれるこれらの安価なほうは最初からでも場合によって購入していただいています)

それでも、最初は買わなくても全然大丈夫です。

まずはダイビングの世界を体験すること。それが何よりも大事なのですから。